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食道がん

食道がんとは?

食道がんと新たに診断される人数は、1年間に10万人あたり21人です。男性に多い傾向があり、50歳代から増加を始め、70歳代でピークを迎えます。罹患数・死亡数ともに増加傾向にあります。
食道がんは食道の粘膜から発生し、徐々に増殖していきます。気管や大動脈などの周囲の臓器への浸潤、リンパ液や血液の流れに乗って、食道外にあるリンパ節や肺、肝臓など他の臓器へと転移していきます。

食道がんの主な症状

食道がんは、初期にはほとんど自覚症状がありません。
早期発見の機会としては、検診や人間ドックの際の、内視鏡検査があります。
食道がんが進行してくると、胸の違和感、飲食物のつかえ感、体重減少、胸や背中の痛み、咳、声のかすれなどの症状が出現するようになります。

食道がんの原因は?

食道がんの発生する主な原因は、喫煙と飲酒です。
特に日本人に多い扁平上皮がんは、喫煙と飲酒との強い関連があります。飲酒により体内に生じるアセトアルデヒドは発がん性の物質であり、アセトアルデヒドの分解に関わる酵素の活性が生まれつき弱い人は、食道がんの発生する危険性が高まることが報告されています(飲酒時に顔の赤くなる方はフラッシャーと言われ、食道がんのリスクが高いとされています)。また、喫煙と飲酒、両方の習慣がある人は、より危険性が高まることが指摘されています。

食道がんの治療

食道がんは病期(早期がん or 進行がん)により、治療法が大きく異なります。
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)や造影CT、PET-CTなどを行い、病変の広がりや、進行度を確認します。
一般的には食道の粘膜内に留まるがんであった場合は内視鏡治療、更に深く広がっている場合には外科治療、放射線治療、全身への転移などを認めた場合は抗がん剤などの化学療法が行われますが、標準治療を基本として、患者様の希望や生活環境、年齢を含めた体の状態などを総合的に検討し、それぞれにあった治療法が選択されます。

当院の上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

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