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大腸がん

大腸がんとは?

大腸がんの死亡者数は、男性では2位、女性では1位で男女合わせると年間5万人が亡くなっています。
大腸がんとは大腸粘膜から発生する悪性腫瘍の総称で、進行するとがんは粘膜表面から大腸壁の奥深くまで進展し、やがて大腸の壁の外まで広がり腹腔内に散らばる腹膜播種を起こします。また、大腸の壁の中を流れるリンパ液に乗ってリンパ節転移をしたり、血液の流れに乗って肝臓、肺など別の臓器に遠隔転移したりします。大腸がんの転移が、肺や肝臓の腫瘤として先に発見されることもあります。
腺腫という良性のポリープががん化して発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがありますが、日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。

大腸がんの主な症状

大腸がんは早期のものは無症状ですが、進行すると症状が出現することがあります。
代表的な症状としては血便、排便習慣の変化(便秘、下痢)、便が細くなる(狭小化)、残便感、貧血、腹痛、嘔吐、急激な体重減少などですが、「大腸がんに特徴的な症状」と言えるものは少なく、他の疾患に由来するものの可能性もあります。
症状だけでは確定診断は出来ませんので、気になる症状があるときは医療機関への受診をおすすめします。

大腸がんの原因は?

大腸がんの発生は、生活習慣と関わりがあるとされています。喫煙、飲酒、肥満により大腸がんが発生する危険性が高まります。
また、家族歴との関わりもあるとされており、家族に大腸がん、大腸ポリープの既往がある方は注意が必要です。

大腸癌の予防とがん検診

大腸がんの予防

禁煙、節度のある飲酒、バランスの良い食事、身体活動、適正な体形の維持、感染予防が有効であることが分かっています。
運動は大腸がんの予防に効果的であることがほぼ確実であるといわれており、食物繊維やカルシウムの摂取も大腸がんの予防に効果的である可能性があるとされています。

大腸がん検診

主に便潜血検査が行われ、対象者は40歳以上の方で、検診の間隔は1年に1回です(米子市健診でも40歳以上すべての方が対象になっております)。
便潜血検査では、大腸がんやポリープなどによる出血が便に混じっていないかを調べます。がんからの出血は間欠的である(出血する時もあればしない時もある)ため、2日分の便を採取します。
検査の結果が「要精密検査」となった場合は、必ず精密検査を受けましょう。

当院の大腸内視鏡検査

精密検査では、通常、大腸内視鏡検査を行います。
大腸内視鏡検査が難しい場合は他の検査を行うこともあります。
がんは1回の検診で見つからないこともありますので、毎年定期的に受診してください。また、検診と検診の間に発生して、急速に進行するがんもわずかながらあります。便に血が混じる、便に血が付着する、腹痛、便の性状や回数の変化など、気になる症状が続く場合は、次のがん検診を待たずに医療機関を受診してください。

大腸がんの治療

大腸がんは病期(早期がん or 進行がん)により、治療法が大きく異なります。
大腸内視鏡検査や造影CTなどを行い、病変の広がりや、大腸がんの進行度を確認します。
一般的には大腸の粘膜内に留まるがんであった場合は内視鏡治療、粘膜下層よりも深く広がっている場合には外科治療、また、全身への転移などを認めた場合は抗がん剤などの化学療法が行われますが、標準治療を基本として、患者様の希望や生活環境、年齢を含めた体の状態などを総合的に検討し、それぞれにあった治療法が選択されます。

当院の大腸内視鏡検査

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