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胃がん

胃がんとは

胃がんの死亡者数は、男性では2位、女性では4位であり、全体で3位と非常に死亡者の多いのが特徴です。
胃がんは胃の粘膜から発生し、無秩序に増殖してきます。癌が進行すると、胃壁の中の血管やリンパ管を通って他臓器に転移をしていきます。

胃がんの主な症状

早期の胃がんは全く症状がなく、胃炎や胃潰瘍のために行った内視鏡検査や、人間ドックなどの検診で偶然発見されることが多いです。
進行胃がんになっても必ずしも症状がでるわけではありませんが、上腹部の痛み、嘔気、食欲不振、急激な体重減少などが出現することがあります。進行がんになると癌から出血することも多く、タール便(黒い便)、貧血により発見されることもあります。

胃がんの原因は?

胃がんの一番の原因はピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の感染です。
幼少期に胃粘膜に感染したピロリ菌は、毒素を出し胃粘膜に慢性的な炎症をおこし、萎縮性胃炎の原因となります。萎縮性胃炎の状態は癌が非常に発生しやすくなっています。
またピロリ菌の感染に加え、高塩分食品、喫煙、男性(性別)などが危険因子として報告されており、ピロリ菌+αがある方は特に注意が必要です。

ピロリ菌・除菌治療

胃がんの治療

胃がんは病期(早期がん or 進行がん)により、治療法が大きく異なります。
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)や造影CT、超音波内視鏡などを行い、病変の広がりや、胃癌の進行度を確認します。
一般的には胃の粘膜内に留まるがんであった場合は内視鏡治療、粘膜下層よりも深く広がっている場合には外科治療、また、全身への転移などを認めた場合は抗がん剤などの化学療法が行われますが、標準治療を基本として、患者様の希望や生活環境、年齢を含めた体の状態などを総合的に検討し、それぞれにあった治療法が選択されます。

胃がんの対策・対処法

ご家族に胃がんの方はいらっしゃいませんか?
胃がんの原因のほとんどはピロリ菌感染によるものです。
ピロリ菌は幼少期に感染することがありますが、現代では家族間での経口感染が最も多いと考えられています。
ご両親やご兄弟がピロリ菌に感染している場合は、ご自身もピロリ菌に感染している可能性が高くなります。
ピロリ菌はなるべく若いうちに除菌治療を行うことで胃がんのリスクを大幅に減らすことができます。
ピロリ菌に感染している可能性のある方は一度、胃カメラ検査や胃がんリスク健診などを行い、ピロリ菌感染を確認してください。

当院の上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

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